皮脂汗をかいて老化を防止

皮脂汗をかいて老化を防止(湯治を自宅で…)

皮脂汗とはその名の通り脂分を多く含んだ汗で、通常の汗とは違い、汗腺からではなく毛穴から出ます。
脂は有害物質と結びつきやすいので、体内の有害物質を取り込んで皮脂汗として排出するのです。
有害物質の中に、老化や高血圧、糖尿病、動脈硬化などの原因となる活性酸素があります。
「活性」ですので元気になる良い酸素かと思ってしまいますが、活性酸素は酸素がちょっとだけ変化した物質で、変化する過程でまわりの糖質、脂質、アミノ酸など酸化(錆び)させて、 体内に悪影響を与えてしまうのです。
この有害物質を脂分に取り込み、排出するのが皮脂汗です。

活性酸素の中でも最も酸化力の強いのがヒドロキシラジカル
身体を錆びさせ老化を早める活性酸素ですが、体内にはヒドロキシラジカルを解毒する酵素がありません。
あまり汗をかけない人は、毛穴に皮脂が詰まってしまってヒドロキシラジカルが溜まっていってしまいます。
皮脂汗をかけずに溜め込んでしまうと、肌のシワ、シミ、黒ずみ、抜け毛の原因になります。

冒頭で書いたように、皮脂汗は通常の汗とは違うので、辛い料理を食べた時や、普通の入浴、岩盤浴では皮脂汗はかきません。
皮脂汗を多くかくのは運動をした時です。
深部体温を上げてやると皮脂汗が出ます。

でも、運動するのは大変ですよね。
ここでもオススメなのが半身浴。
ゆっくり入浴することで、深部体温を上げましょう。
また、浴槽に重曹を入れると脂分がよく落ちます。

関連記事 自宅で炭酸泉?

余談ですが、睡眠中は深部体温が下がります。
クーラーなどで身体の表面温度を下げてしまうと、深部体温が上がってしまい、寝つきが悪くなります。
涼しいと感じると手足の血管を収縮させ、熱を逃がさないようにしてしまうためです。
そこで、半身浴などで一旦深部体温を上げてからベッドに入ると寝つきが良くなります。
不眠でお悩みの方はお試しください。
posted by yunyun at 2006年07月27日05:18 | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする